往年の名力士の引退

幕内の旭天鵬さん、十両の若の里さんがそろって引退した。特に旭天鵬さんは十両に落ちても相撲は続けてほしいとファンがお願いするほどだったが、「平幕とはいえ幕内優勝経験がある力士が、十両に陥落してまでとる必要はない」との自身の考えを貫いての決断だった。白鵬が優勝インタビュー時に口を滑らせたのもあったかもしれないがw。モンゴル人力士の草分けとして20年間土俵に立ち、若いときは稽古がつらく逃げ出したこともあったようだが、師匠の説得により角界に残ったことにより、今日の様々な記録を打ち立てた。

若の里さんは安美錦さんらと同期で、全盛時には大関にに一番近いと言われた。しかしながら、大きなケガに何度も見舞われそれが元で低迷する。安美錦さんも大関どころか横綱になれると言われたほどの力士だったが、やはり大きなケガの連続で大関にすら上れていない。大関以上になるには実力もさることながら、それ以上に運に左右される。
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