ああ、万年古参兵の憂鬱 その1
とある日の香取鎮守府の朝。
万年古参兵は、いつも通りかなり早くから登庁し、雑用をこなしていた。「万年ちゃんおはよう」真世駒中将が声をかける。自宅が近いせいか早めに登庁し、いつものように法規を調べつつ虎の巻を作り始める。(まったくこの人はそういう事しか、興味がないのだから。せめて事務処理の一つも覚えてくれれば。)と思いつつ「おはようございます」と挨拶した。真世駒中将は、人事交流の一環でこの鎮守府に希望して着任したのだが、自分のしたい事だけやっていれば、それが仕事だという感じなのだ。「おはよう」遅れて磯嵐中将がやってきた。こちらは先頃中将に昇進して、この鎮守府に何年か振りで戻ってきたところだ。真世駒中将の方が、昇進は早いのだが鎮守府経験の差で、磯嵐中将が上席なのだ。
「万年さん、今日はかくかくしかじかの予定があるので、よろしく」と、万年に話をする。万年はこの業務に就いて7年余りになるので、磯嵐中将から言われるまでもなく、承知しており(むしろ俺が中将なら、そんなものはさっさと終わらせて、次にかかる。なぜこんなに遅いのか)と、呆れている。万年は磯嵐とは旧知なので、行動の遅さなどは知っているのだが、正直直属の上司となると聞いたときは、この1年長いなと思ったらしい。その上、真世駒中将の仕事振りを見せられてしまっては、(この1年で俺は心労で死ぬかも?)と真剣に思っている。
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いかがでしたでしょうか?
こんな感じで進めて行きますので、暖かく見守ってくださいますようお願いいたしますm(__)m
万年古参兵は、いつも通りかなり早くから登庁し、雑用をこなしていた。「万年ちゃんおはよう」真世駒中将が声をかける。自宅が近いせいか早めに登庁し、いつものように法規を調べつつ虎の巻を作り始める。(まったくこの人はそういう事しか、興味がないのだから。せめて事務処理の一つも覚えてくれれば。)と思いつつ「おはようございます」と挨拶した。真世駒中将は、人事交流の一環でこの鎮守府に希望して着任したのだが、自分のしたい事だけやっていれば、それが仕事だという感じなのだ。「おはよう」遅れて磯嵐中将がやってきた。こちらは先頃中将に昇進して、この鎮守府に何年か振りで戻ってきたところだ。真世駒中将の方が、昇進は早いのだが鎮守府経験の差で、磯嵐中将が上席なのだ。
「万年さん、今日はかくかくしかじかの予定があるので、よろしく」と、万年に話をする。万年はこの業務に就いて7年余りになるので、磯嵐中将から言われるまでもなく、承知しており(むしろ俺が中将なら、そんなものはさっさと終わらせて、次にかかる。なぜこんなに遅いのか)と、呆れている。万年は磯嵐とは旧知なので、行動の遅さなどは知っているのだが、正直直属の上司となると聞いたときは、この1年長いなと思ったらしい。その上、真世駒中将の仕事振りを見せられてしまっては、(この1年で俺は心労で死ぬかも?)と真剣に思っている。
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