出光と昭和シェル 合併か?

最近の石油需要の低迷からか、元売り各社の統合、合併が進んでますな。

今朝の千葉日報によれば、出光と昭和シェルの合併が検討されているらしいけど、これは消費者にとって朗報とは言い難いかもしれない。ただでさえ寡占化の進んでいる市場なので、コスト高の解消には向かわないだろうし、これに伴う契約条件の変更を機に、廃業する小規模販売店が増加するだろう。元売り子会社とその他店舗への卸価格への疑問や、集約による元売りの力の増大は、立場の弱い販売店側には、マイナス要素だ。

JX日鉱日石HDの成立によるコストダウンが期待されていたが、圧倒的シェアはかえって価格の高止まりを、容認させることとなった。

まして、民族系の出光と外資系の昭和シェルでは、社風はかなり異なるだろうから、この合併の成立は難しそうだし、元売りの寡占化がさらに進むことに利点はあるのだろうか?
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