成田 強制代執行終了

成田空港内の誘導路脇にある農地にたてられた小屋を、約１日かけて撤去が完了した。

おいらが子供の頃の成田空港と言えば、そこかしこに検問所が設けられて、幾重にも金網で囲われてているイメージ。
当初の空港建設計画は、もう少し南の富里・八街地域に現在の倍以上の規模で計画されたが、反対運動の激化により断念。
で、代わりの候補地として白羽の矢がたったのが、三里塚の旧御料牧場なのだが、ここも御料牧場が那須に移転してからは、開墾されて畑作がされていた。
苦労のうえ開墾して、ギリギリで生活を軌道にのせた住民は、いきなり立ち退きを迫られても、ハイそうですかと、移動はできないし反対運動で押し戻した実績が、ご近所であったわけだし、そちらの方からも、次は君たちもとなれば、がぜん盛り上がろうというものだ。
国のほうも、今度こそ新空港をと躍起になっているので、強引に押し通す構えだったから、話し合いは平行線。中にはさっさと見切りをつけて、国からの条件にのった方もいるが、日本人の悪いところで、裏切り者として村八分にされたりする。
そうこうしてるうちに、中核派を始めとした新左翼勢力が、共闘するようになりデモやテロをするという展開になったため、引くも地獄進むも地獄となり、泥沼化していった。
第一世代の代表達が亡くなったりしてるので、一時ほどの過激さはなくなったが、いまだにくすぶりつづけている。まさに昨日の光景はその当時の片鱗を感じさせるものだった。
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