ガソリン価格高値続く

全国の平均小売価格が160円台にかかってきましたが、
一昔以上前ならば、
暫定税率から本則税率へのトリガー条項の発動が、
いつになるのかと内心ビビりながら、
日々仕事を回すと行った事になるところでした

平成20年4月、予算案の承認の遅れによって、
道路目的財源に充てられていた、
ガソリン税、軽油引取税の暫定税率分が失効し、
本則税率分の課税となった

これはすぐ後に、
予算案の可決を受けて10年の時限立法で、
暫定税率が復活したのだが、
ガソリン税、軽油引取税は平成21年4月で目的税から普通税に変わった
その後発生したガソリン価格の高騰対策として、
暫定税率を適用除外とするためのトリガー条項が設けられたが、
東日本大震災の発生に伴いその復興財源に充てるとして、
この条項は当分の間凍結され、
現在に至る

普通税化された時点で、
暫定税率を設定している後ろ盾はなくなっているのだが、
財政上の激変緩和としてさらに延長した後に、
未曾有の災害である東日本大震災を奇貨として、
暫定税率のほぼ恒久化につながっている

そのへんもあり免税軽油制度も、
3年ごとの見直しを繰り返しながら、
現在も継続中なのだ

勝手な私見だが、
暫定税率部分を減らして、
税率を下げたうえで、
免税軽油を廃止すれば、
その審査等にかかる事務負担を減らし、
かつ、減税の恩恵を広く一般的にできるうえ、
不正軽油を製造・販売するうまみも減り、
取り締まりにかかる業務も減らせると考えるが、
東日本大震災復興の利権や、
免税軽油の特権性に手をつけるのは、
無理な相談なのかもしれぬ
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