芸名は誰のもの?

大体が事務所との関係が、もとですな。自分で考える方もいるでしょうが、大概はお師匠さんか、事務所の社長さんが考えるんでしょう。おいらの知ってる範囲のこういう騒動で、真っ先に思い出すのは「加瀬大周」。彼は当時かなり売れっ子だったんですが、独立か移籍かで揉めに揉めて事務所は別の方を、新・加瀬大周として売り出したうえで、芸名使用差し止めを求めて裁判を起こして敗訴。結果、新・加瀬大周は坂本一生として、デビューしたのですが騒動の余波だけでなく、元々肉体美だけの方だったので、あっという間に消えてしまいました。もちろん加瀬大周もさしたる取り柄もなかったので、事務所の後ろ盾をなくした途端、フェードアウトしていきましたけど。騒動なんてのは、話題作りとして利用するには、かなりの劇薬ですわな。
似ていますが能年玲奈さんのケースは、完全なる所属事務所の横暴です。さすがに本名で売り出しておいて、そいつが芸名だという難癖をつけて、活動を出来なくした。まあ、大手の事務所ですからほかのタレントを、番組に出さないとやられちまっては、番組製作会社は成り立たない訳で、当然能年玲奈さんは干されてしまう。仕方なしに「のん」と芸名を変えて、活動を続けているようですが、さすがに彼女を使おうという気概のある者はいないでしょうな。
さて、広瀬香美さんですが、20年程前の栄光を引きずるあまり、最近のライブ活動の不入りをネタに社長交代を要求し、それが認められないならばと、独立したわけですが、さてこの顛末は如何なることになりますか。「実るほど頭を垂れる稲穂」でなければ、先は見えてる気がします。
関連記事