意図的なリークかそれとも
良心の呵責によるものかは定かではないが、日産自動車からの指摘で調査を開始し燃費データの改ざんを認めた三菱自動車。昨今のエコカーブームも相まって各社は燃費性能を目玉とした宣伝活動に躍起となってる。元々カタログ上の燃費数値なんて言うのは、多少の盛りがあってしかるべきというものなのだが、最大10%となるとかなり買い手を馬鹿にしている話だ。過去のリコール隠しで手痛い目を見ているにもかかわらず、「社長は発表直前までこの事実を知らなかった。」で現場に責任を押しつけるというのは、何ら自浄作用が働いていないことを発信してしまった。
三菱グループの中では久々の国産旅客機開発などで、少々調子に乗ってしまったところがあったのかもしれないが、買い手を無視した企業体質があるところはやはり先細るということになるのであろう。