「なんでこんなにあついんじゃ。」真世駒中将は根を上げている。彼は相当な暑がりなのだ。「夏は暑いのが当たり前です。」と皮肉を込めて万年古参兵は、切り返す。「おいらは、これぐらいの方がちょうどいいです。だいたいこれぐらいで根を上げているようでは、日本男児の名折れです。」万年はさらに皮肉った。話にきけば、それでいて寒さにも弱いようである。これについては万年も猫の化身と言われるぐらいなので、人のことは言えないのだが。
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