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万年古参兵の憂鬱 その3

「万年ちゃん、この検査で光があった場合は、即時で不正なんだっけ?」と真世駒中将。「見本より明るければそうなりますし、同じぐらいなら誤差の範囲でしょう。」さすがに帰り際に聞かれたので、その程度しかこたえなかったが、翌日事態は急変する。

その検体の明るさが明らかに明るくなったのだ。責任者たる磯嵐中将は出張中。とりあえず事実関係を確定しなければならない。本来ならば真世駒中将の主導で追加調査を仕切るはずだが、まだ虎の巻を作っていないためか、一向に進展がみられない。業を煮やした万年古参兵は、「とりあえず他の関係先を調査願います。そこも同じ結果ならば輸送中の問題、そうでなければそこで何か混ぜたということになります。相手方への説明は、明日以降磯嵐中将が戻られてからで」万年古参兵は伊達に長い間鎮守府に籍を置いてない。「虎の巻に頼っているうちは、まだまだなのさ。」皮肉を込めて、真世駒中将に一言。万年古参兵食えないやつである。
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